2010年02月10日

データで見る日本破綻危機2010

 日本は破綻寸前と言われていますが、いったいどれほど追い込まれているのでしょうか。データで検証してみましょう。

 まずは、公債残高を見てみましょう。


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(単位:兆円)


 このグラフは、家計の金融資産と公債残高を比較したものです。2010年度末は637兆円と、過去最悪を見込んでいます。家計資産とは差があるというものの、伸びない家計と、迫りくる債務の構図が見てとれるでしょう。

 次は、公債の利払い費、つまり借金の利息の支払いにスポットを当ててみます。


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(単位:兆円)


 これは、税収と利払い費を比較したものです。右肩下がりの税収と裏腹に、じわじわと利払い費が増えています。これは、超低金利という現在の好条件の下ででさえ、です。もしも今後金利が上昇することがあれば、一気に状態が悪化することも考えられます。2010年度末には、37.4兆円の税収に対して、9.8兆円の利払いと、税収の実に4分の1以上が借金の利息の支払いに消えると見込まれています。

 さらに詳しく知りたい方の為に、本記事の参考資料を挙げておきます。

平成22年度予算政府案
資金循環(日本銀行)

posted by FUJI at 04:13 | Comment(0) | 財政危機研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月24日

財政破綻とは

 そもそも、財政破綻とはどういうことなのでしょうか。

 一般的に、財政破綻とはデフォルトのことをいいます。要するに、「借金返せません!」と宣言してしまう状態ですね。

 しかし、日本はデフォルトはしません。なぜなら、日本は外国からほとんどお金を借りていないからです。国内で円で国債を発行している限り、理論的には無限に借金をしても大丈夫です。その分お金を発行すればいいだけですから。

 しかし、そうすると経済はただではすみません。お金がじゃぶじゃぶと世の中に溢れるわけですから、お金の価値は下がります。これがインフレです。

 さらに、お金の価値が下がるということは、外貨に対する円の価値が下がるということです。これが、円安ですね。

 そして、そのような状況下では、現金の価値がどんどんなくなっていくわけですから、国債の利率に対する要求も高くならざるを得ないでしょう。年に10%物価が上がる時に、誰が1%利率の債券を買うでしょうか。これが、金利の上昇です。(ちなみに、金利が急上昇すると、債券価格は暴落します。)

 このように、デフォルトのない日本において、財政破綻の定義は難しいのですが、以上のようなただごとではない事態が発生した場合が、財政破綻したと言えると思います。

 ちなみに、現況はどうなのかといいますと、円高かつ金利は低位安定中です。財政破綻の影は今のところ見えません。


参考:財政破綻(All About)

posted by FUJI at 23:09 | Comment(0) | 財政危機研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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